医療法人 明日葉会 札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル

赤ちゃんが生まれるまで 
お母さんの一番側で支える

母のお産に感動し迷わず助産師の道へ

 母が妹を出産したときのビデオを幼い頃から見ていて、子どもが生まれる喜びを間近で感じていたので、進路を選択するときに医療の現場で女性に関わる仕事がしたくて、助産師を目指しました。進学先は、6年間で看護師と助産師の資格を取得できる天使大学にしました。看護の実習はとにかく緊張していたので、あまり記憶がないんです(笑)。大変なことがたくさんありましたが、実習のなかでも産科の実習が一番楽しかったので、やっぱり助産師になりたいと改めて感じました。助産の実習では、マダガスカルに行って助産を経験。日本の発達した医療とは違い、健康状態の悪い赤ちゃんやお母さんが亡くなってしまうケースがあり、私も赤ちゃんが亡くなる現場に立ち会ったことがあります。日本の実習では人の死に触れるということはあまりなかったので、マダガスカルに行って、改めて命に関わる仕事の怖さを感じました。でも、医療の現場で働く以上、人の生死に関わることもあると意識することも大切なのだと、このときの実習で学ぶことができました。

お産の不安を少しでも癒せる存在になりたい

 たくさんのお産の介助を経験できる病院で働きたいと思っていました。札幌マタニティ・ウイメンズホスピタルは札幌のなかでも年間のお産件数が多いので、様々なお産の介助やケアが経験できると思い、入職を決めました。
 最初の頃は先輩と一緒にお産の介助をさせてもらっていたのですが、お母さんへの声かけやお産の進み具合の予測など、できないことばかりで、落ち込むことのほうが多かったです。できなかったことや分からないことは先輩に聞いたり調べたりして、次につなげられるように努力しています。お産を介助させてもらった方の振り返りは必ずしていて、お産の経過や自分がしたケアなどを記録しています。一人ひとりのお産を振り返ることで、できなかったことを次のお産の介助までにできるように勉強したり、できたことを自分の自信につなげたりすることができるので、とても大切なことだと思っています。はじめて1人でお産の介助をしたときは、すべてのことを自分で判断しなければならないという責任感と緊張感があり、とにかく安全にお産を進めなければと、必死でした。お産を介助した方から「辛いとき、側にいてくれて心強かった。ありがとう」と言われたときは本当に嬉しかったですね。
 私の判断が赤ちゃんやお母さんの命に関わるので、とても責任のある仕事だと思います。お産のときは不安を感じている方が多いので、緊張や不安が少しでも和らぐように明るい声かけや笑顔を心がけています。患者さんと関わる時間を持ち、いつでも患者さんに寄り添える助産師が目標。これから様々なお産の介助を経験して、どのようなお産の場面でも冷静に判断し、母子ともに元気でいられるようなお産の介助をしたいです。2017年9月30日発行さくらノートvol.6掲載記事

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