札幌市立中の島中学校 校長 秀島 起也先生

失敗は成功のはじまり勇気をもってチャレンジしてたくさんの経験を積んでほしい

小学生の頃からスポーツ少年で柔道と札幌アカシヤーズという少年団に入って野球をしていました。札幌アカシヤーズは札幌市内で2位と強かったですね。寒くなってきて外での練習ができなくなった頃、先生が突然「バスケットやるぞ」って言い出したんです。バスケはやったことがない未知の世界。でも、少年団のメンバーは運動神経がいいので初心者でもすぐにコツをつかみ、札幌地区大会を突破し全道大会へ出場しちゃったんです。これはおもしろいとバスケに目覚め、中学校はみんなバラバラになりましたが、全員バスケをはじめました。楽しくて楽しくて、ご飯を食べるのも忘れて夢中になりました。自分もバスケットを教えてみんなに楽しい思いをさせたい。それで先生になろうと思ったんです。熱血指導でしたね(笑)。子どもと同じ目線で、子どものそばにいつもいてあげられるような教師になれるようにって頑張りました。子どもと一緒に活動するのが好きでしたね。バスケの中学校北海道選抜の監督をやりながら自分のチームもみて、忙しかったけれど充実していました。
体育の授業は話し合い、考えながら体を動かす楽しさがあります。それに伴って体力が向上したり健康を考えることができたり。スポーツを通して人と人とが関わって、協力しながら取り組むことが大切なんだと思います。私もバスケを通していろいろな人と関わってきました。人との出会いはかけがえのない財産で、出会いが人生をつくります。
生徒のみなさんには、いろんな人がいてみんな違って当たり前ということを知り、一人ひとりのことを考えることができる共生社会の担い手になってほしいと思います。

IMG_0582
中之島2

●プロフィール
ひでしま たつや
出身校:札幌市立平岸中学校
北海道札幌藻岩高等学校(現:市立札幌藻岩高等学校)
親が、幼少期よりハイキング・登山、スキー・スケート、旅行など体を動かし、自然と触れ合う機会を多く与え、自分の基盤をつくってくれました。大好きなバスケットを学びにドイツに行ったことや全国大会(3位、ベスト8の戦績等)に出場したことは良い経験。全国の仲間や教え子達と出張や旅行の時に会うのが楽しみ。自分の知らないことを追い求めて、勉強することや旅を続けていきたいです。